私の夢

この世界は今、主に技術革新を背景に大きな変革を遂げつつあります。 社会システムをはじめ、人々の価値観が大きく変わろうとしています。 その様な社会へ向けてまず私は自分自身の確固たる価値観・世界観を持ちたいと考えています。 その為には単に学校やマスメディアから与えられた知識だけではなく、自ら学び、考え、進んでいく事、つまり自己教育が重要だと思うのです。
短期的な仕事の目標としては理念のあるソフトウェア技術者を目指したいと思っています。 ソフトウェア開発とは様々な理想を具現化できる非常に可能性の高い仕事だと思います。 ソフトウェアには単に機能だけではなく、理念が込められると思うのです。
また中長期的な目標として自己教育という理念に基づくソフトウェアを核として事業を立ち上げ、社会に私の目指している方向性を提示していきたいと考えています。

そして最終的な目標(夢)としては私は日本を変えたいと思っております。
国を変える? なにバカな事をと思う人が大半だと思いますが、例えなんの力のない一学生、一会社員だとしても国の事を考える事は大切な事だと思います。
かつて幕末の若い志士達が日本を大きく変えていったように、私も理想や志を胸にいつの日か日本を変えられるようになりたいと思っているのです。
私はこのすばらしい歴史・文化・技術を持った日本がより一層、国際社会の中で存在感があり、輝かしく誇りの持てる国になってほしいのです。 そのような国をつくるには国民一人一人が自分自身の価値観や夢を持ち、それに向かって自ら進む事ができる、そのような社会が必要であり、そのような社会の実現には『自己教育』という理念こそが最も必要だと思うのです。
今の日本は他の国々や過去の日本に比べはるかに恵まれています。基本的にお金や時間も自由に使うことができます。
しかし自分の時間だから自由に使っていいのでしょうか。
自分のお金だから自由に使ってもいいのでしょうか。
その自由はもともとあるものなのでしょうか。
決して現在の自由とはもともとあるものではないはずです。
多大な犠牲をはらい思想的自由、政治的自由を手に入れ、多くの人々の努力によって時間的自由、経済的自由を手に入れたのです。 それゆえに私達には大きな責務があると思うのです。
まだ自分自身にも何ができるのかわかりませんが、私は「自己教育」という理念を何らかの形で(今のところソフトウェアと論文というアプローチで)日本に広めていきたいと思います。
そしてこの「自己教育」という一人一人にとって大きな推進力となりうる理念が国民に普遍的な理念として広く浸透した時、 この国が大きく変わっていくと私は信じているのです。

(自己教育については公開中の『自己教育論』を参照してください。)

1999年9月12日 三浦幸太郎

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