昨日、国民投票法が可決した。
ニュースで一部始終を見ていた。
将来、教科書にも必ず出てくる歴史的な出来事である。
これがよい未来につながるのか、そうでないのかいまだにわからない。
しかし是非はともかく、私はこの法律の最大の目的は、憲法を改正することにあるのではなく、あくまでも国民に憲法を意識させることにあると思う。
憲法改正に賛成する人も、反対する人もとても大切である。
それだけ憲法に関心を持っているということに他ならないからである。
無関心が一番怖いのである。
平和とは水や空気のように、当たり前に存在するものではない。
特に日本は、明治維新以来、常に外国の脅威にさらされてきた。
いくつものの国家存亡の危機があった。
江戸時代のように、どの国にも干渉されず、平和でいられたらどんなにいいことだろう。
それがいつまでも続くとしたらどんなにかいいだろう。
しかしながら現実には様々な国家の思惑が絡み合う国際社会の中で生きているのである。
常に時代の先を読み、平和を維持するために努力していかなければ、瞬く間に消えゆくはかないものである。
私は私なりに平和のあり方を考えているが、
これから生まれてくる子供たちのためにも、どうか他人の手にゆだねる事だけはしないでほしいと願う。
2007/05/15