本には新しい世界・新しい自分がいる。気がする。

だいぶ精神的に落ち着いてきた。 一昨日は本当にピークだった。
いろいろな事が重なり、半分投げ出しそうになっていた。
でももう大丈夫そうである。
朝、といよりも昼起きた時はからだがだるすぎてどうしようかと思ったけど、
さすがにもう普通の調子に戻った。

今日また本を読んでみたくなってきた。
(あ、ちょっと余裕がでてきた証拠かも・・・)
普段読むものをいえば、よくて実用書。
大半は雑誌やサイトのニュースばかりである。
そういったものはみな一過性の情報ばかりで、
なんか惹かれるような世界観がないのである。

小さい頃、典型的なアウトドア派だったのになぜか本を読むのが大好きだった。
(単に家に帰るとゲームみたいに遊ぶものがなくて、
それしかする事がなかったからかもしれないが)

本を読むと、なんか現実とは別の世界に生きているような気がするのである。
本屋さんや図書館がたまらなく好きだった。
あそこにはほしいものの全てがあった。
一つ一つの本にそれぞれ世界観があり、
その世界の中に入っていくことがとても気持ちがよかった。

本を読むたびに新しい世界に出会えた。
本を読むたびに新しい自分に出会えた。

いつから本を読まなくなったのだろう。
実家をでたあの頃、
あれほどもっともっと本を読んで誰にも負けない価値観・世界観を
つくろうと誓っていたのに。
あれほどたくさんものを書いて自分自身の考えを社会にアピールして
いこうと誓っていたのに。

今じゃその場その場の知識や技術だけを追い求め、
新しい世界にめぐり合えることも、
新しい自分にめぐり合えることもなくなったような気がする。
あるのは一日一日を生き抜くある種の義務感と、
いつかきっとという淡い希望だけ。

変わりたいという自分と、今やることをやらなければという自分とが常に戦っている。
今日から一歩、また一歩歩き出してみよう。
未来とはきっとそうやってできていくのだと思う。

2004/09/03

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