今日、テキサスに留学していた頃の日本人の友達に何年かぶりに会ってきた。
1999年の夏から2000年の夏までの約1年間、お金を貯め、テキサスの学校に語学留学していた。
ロサンゼルスからぼろぼろになって帰ってきて以来、約4年ぶりのアメリカだった。
テキサス。 そこは広大な赤い土地と痛いほど光り輝く太陽のくにだった。
いまでもはっきりと目に焼き付いている。
いつもたくさんの人でにぎわうカフェテリア。 緑色に輝く大学の芝生。
静かで伝統的な雰囲気のする図書館。
そして自転車で走ったあのどこまでも続く真っ直ぐな道。
何もかもが新鮮な光景だった。
友達が写真を持ってきていたので見せてもらった。
そこには懐かしい人がたくさん写っていた。
写真をみていると、ああ、あの頃と今は確かに繋がっているんだという実感が湧いてくる。
自分自身を守る事で精一杯で必死に壁を作っていた、
そんな自分を仲間として迎え入れてくれた。
どれだけそのことによって救われたことか。
一度は忘れかけていたものを思い出させてくれた。
また決して実る事もなく、伝える術すら未熟で相手を困らせてしまったけど、
生まれて初めて一目ぼれもした。
多くの人々と触れあい、語り合い。 知識以上に大きなものを得る事が出来た。
様々な思いを共有できる国籍を超えた熱い友情も感じた。
とても満足のいく語学は身につかなかったけど、テキサスにいた1年間は自分にとって、
とても意味のある時期だった。
今の自分がまがりなりにも人と付き合っていけているのはあの1年があったから
といっても過言ではないのである。
またみんなと会いたい。
今度そんな機会がありそうなので楽しみである。
2005/02/06