今、パリに来ている。
アメリの舞台にもなっている、パリのモンマルトルに一週間だけアパートを借り、生活している。
ホテルではなくアパートを借りたのも、ただの観光ではなく、
パリの人たちが普段どんなところに住み、どんなものを使い、
どんなものを食べ、どんなものを着て、どんなことをしているか知りたかったからである。
日本からはほとんど何も持たず、服や日用品も全てここで買い揃えた。
アパートには家具や小物がついているのだが、どれも日本ではみたことのないものばかり、
シンプルなのにすごく機能的、そして美しいのである。
芸術の街、パリ。
そして自分にとっては、アメリとのだめの世界。
以前からずっとパリにきたかった。
一昨年、ヨーロッパをあちこち見た回ったとき、同じヨーロッパでも文化や国民性がぜんぜん違うと感じた。
その中でも一番住んでみたいと思ったのがここパリだった。
パリの人は、どこか甘く、どこか切なく、一言で言うとロマンティックである。
都会なのにまっすぐとどこまでも続く道。
建物はすべて伝統的なつくりで、広告などはほとんどなく、まるで調和のとれたオーケストラのようである。
触れるもの触れるもの全てが夢の世界。
たった一週間だけれども、人生にとってはとてもとても大きな一週間。
たくさんのものを吸収して帰りたい。
余談
パリ初日、ついたアパートがネットにつながらず、以前からみんな困っているとのことだった。
フランス語の管理画面をみせてくれてたのだが、一箇所気になるところが、設定を変更してあげたら、
つながるようになって、とても喜んでくれた。
その後も、フランスの通信事情について詳しく教えてくれたり、
こんな予約システムをつくりたいという話をされたり、
技術というのは世界共通なんだと、ちょっと嬉しかった。
2007/05/30